Roads to Linux - インターミッション (1)
■日本語マニュアルページのインストール
SambaとPPP、2大目標をクリアしたので、少し環境整備をやっておくことにしました。
私は日本人なので、ドキュメントやマニュアルは日本語で読めたほうが助かります。幸い、JMプロジェクトが日本語マニュアルページのα版を配布しているので、これをインストールする事にしました。
linux-man-pages-ja-0.2.tar.gzを入手し、ここでは/usr/local/srcに展開してインストールします。
cd /usr/local/src
tar zxvf linux-man-pages-ja-0.2.tar.gz
cd man-pages-ja-0.2
make install_jman
make config ※すべてデフォルトのまま
make install
インストールが終わったら、展開したものは削除してしまいます。
cd ..
rm -r man-pages-ja-0.2
これで日本語マニュアルページが利用できるようになりました。
■Samba日本語マニュアルページの再インストール
この時点で、Sambaの日本語マニュアルのインストール方法が誤りだった事に気づきましたので、修正する事にします。
まず、/usr/local/src/samba-1.9.17p1/source/Makefileをどこかに待避しておき、もう一度アーカイブを上書き展開して、待避しておいたMakefileを元に戻します。これで英語マニュアルが元通り展開されたので、これをインストールし直します。その後、/usr/local/manにja_JP.ujisディレクトリを作成して、この中にman1〜n/cat1〜nディレクトリを作成します。そして該当ディレクトリにSamba日本語マニュアルをコピーします。
これでSamba日本語マニュアルページも正しく参照できるようになりました。
■Sambaの調整
Sambaを介してファイルを編集した時、編集したファイルに実行可能属性がついてしまうのがうざったいので、/etc/smb.confの[global]にmap archive = noを追加しました。
■Perlのインストール
Perlをインストールするのですが、ここでは安直に、書籍「Linux入門」付属のpinst.shを使用してバイナリをインストールするに留めておく事にします。pinst.shでインストールされるソフトウェアは以下の通りです。
AUC-TeXパッケージ
電子ブック版辞書検索ツール
LaTex用ebsbox.sty
ファイル操作ツールFDclone
idraw
日本語Infoファイル
Mule用スペルチェッカ
日本語Perl5 5.003 with EMBED + Japanization patch 4 (EUC)
Mule用Roget同義語辞書
仮想端末Screen 3.07.01
/etc/skel 各種ファイルのテンプレート
■JNetHackのインストール
やはりNetHackがなくては今後の作業に支障をきたします。ここではJGからインストールする事にして、以下のパッケージを選択しました。
jgtty
netmaj 1.3.5
jrogue clone II
samegamejgxwin
jnethack 1.0.3
SameGame 3.02
xkobo 1.10
netmaj 1.3.5 with X client 1.0.5
xrenju 0.2.1
xshisen 1.36
Solitaire
Yet Another Mine Sweeper 1.9
■.bash_profileの調整
.bash_profileのパス設定等を修正します。ここでは/etc/skel/.bash_profileを編集し、これを/rootと/home/hiro-ebiにコピーする事にしました。ここでは以下のようにパスを追加します。
PATH=/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/X11/bin:/usr/local/games:/usr/games:.
また、一般ユーザにはcdrom操作はふさわしくないので、定義されているaliasはここからは削除します。
/rootと/home/hiro-ebiにコピーしたら、/rootのほうを編集してPATHとaliasを修正します。
PATH=/usr/local/sbin:/usr/sbin:/sbin:/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/X11/bin:/usr/local/games:/usr/games:.
alias cdon='/etc/rc.d/rc.cdrom ; cd /cdrom'
alias cdoff='cd / ; umount /cdrom'
alias pid='ps ax | grep'
パスについてはいずれXをきっちりした時にまた変更すると思いますが、今はこれで十分でしょう。
また、NetHackのため、rootとhiro-ebiの.bash_profileに以下を追加しておきます。
# NetHack options
export NETHACKOPTIONS=autopickup,pickup_type:$